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広島のホテルで「折り紙」教室 観光客のおもてなしで企画、折り紙講師がレクチャー

隣りに座った人と会話しながら折り紙を折る参加者

隣りに座った人と会話しながら折り紙を折る参加者

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 ホテルグランヴィア広島(広島市南区松原町)は現在、海外からの旅行者をもてなそうと折り鶴教室を開催している。

昨年4月にクロークを改装して開設したインフォメーションセンター

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 教室は昨年7月、おもてなしの一環として同ホテル接遇部が立ち上げた。毎週月曜に1時間ほど、「折紙講師」認定を受けたホテルスタッフが講師を務めながら1階インフォメーションセンターで開いている。

 参加自由で宿泊客だけでなく、地元のシニア層が足を運ぶことも多い。参加人数は週によってまちまちだが、多い時には7人ほどが一緒に折るという。折り紙は15センチ四方の色付き紙や千代紙を使い、広島を象徴する鶴や大久野島のウサギ、干支(えと)など、初級者向けのモチーフを1つ15~20分で仕上げる。

 開催場所は海外客向けの団体ツアー待ち合い場所にもなっており、折り紙を折る様子を眺めている観光客の姿も。講師役の接遇部部長三原英法さんは英語で「チャレンジしませんか?」と声を掛け、参加を促す。これから福岡へ向かうという台湾からの旅行客は展示してあるウサギに興味を示し、三原さんが折り紙と折り方が書いてある用紙を渡すとうれしそうに「ありがとうございます」と返した。

 「折り紙一枚でつながりをもてる」と三原さん。「ポイントを伝えながら、楽しく折ることができれば」とも。同ホテルでは今後、グループにも対応した折り紙教室の開催も検討する。

 開催時間は10時から約1時間。参加無料。問い合わせは同ホテル(TEL 082-262-1111)まで。

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