広島駅北口1階コンコース(広島市南区松原町)で11月14日から、段ボールで作った実寸大の蒸気機関車「D51」の特別展示が始まる。
展示は今年9月から山口で展開する大型観光キャンペーンの一環として実施する。これまで蒸気機関車(SL)は全国の商業施設などで50回以上展示されてきたが、広島での展示は今回が初めて。駅で展示するのも初めての試みという。
段ボールSLの総重量は約1.5トン。古い段ボール4000個を図面に沿ってパーツに切り分け、図面で分からない部分は実寸大にこだわって制作した。
組み立て作業は13日、広島駅やJR西日本広島支社の職員20人で行った。完成した段ボールSLの大きさは縦約20メートル、幅約3メートル。今回新たに正面に「SLやまぐち号」のヘッドマークとプレート、車両横にも付けた。
今月18日・19日には子ども駅長制服を貸し出し写真撮影や段ボールSLの汽笛を鳴らすイベントも予定する。開催時間は11~16時(汽笛は11時から1時間ごとに計6回実施する)。
展示は今月20日まで。