
サンフレッチェ広島のJ1優勝パレードと優勝報告会が12月23日、平和大通りと旧広島市民球場でそれぞれ開催された。
当日は小雨が降り続く中、朝早くから場所取りをするファンの姿も見られ、パレード会場の平和大通りには約5万人が駆け付けた。選手を乗せたオープンバスが現れると沿道から大きな歓声が沸き、選手の姿を一目見ようと周辺のマンションなどから手を振る人の姿もあった。
旧広島市民球場での優勝報告会には約1万5000人が来場。集まったファンを前に「皆さんと今日この場所で優勝の喜びを分かち合えてうれしい。これからも一つでも多くの笑いを、笑顔を提供できるように頑張りたい」と森保一監督。
千葉和彦選手会長は、天皇杯に向けてまだまだ優勝するとファンに語り掛け、「新スタジアム建設に対しては、結果を持って心を動かす」と意気込みを語った。「こんなにうれしい1年はない」と喜びをあらわにした久保允誉会長も専用スタジアムの話題に触れ、サポートを呼び掛けた。
天皇杯を最後に退団する山岸智選手は広島での6年間を振り返り、「プロになってつらいこともあったが、(川崎フロンターレ戦での勝ち越しゴールを指して)僕の力がチームにもまだまだ役に立てたかなと思ったので本当にうれしかった」と声を震わせ感謝を述べた。
サッカー専用スタジアムの建設予定地は旧広島市民球場と広島みなと公園(宇品海岸1)の2カ所が候補に挙がっている。