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広島の土砂災害に「災害救助犬」-神石高原町のNPOが派遣

安佐南区八木・緑井地区でレスキュー活動を行った救助犬「夢之丞(ゆめのすけ)」

安佐南区八木・緑井地区でレスキュー活動を行った救助犬「夢之丞(ゆめのすけ)」

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 災害救助犬の育成に取り組むNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(本部=神石高原町)は8月20日、広島市の土砂災害を受けて、現地で支援活動を行うための災害救助犬2頭とスタッフ7人から成るレスキューチームを派遣した。

 災害救助犬は同団体が育成したゴールデンレトリバーと雑種の2頭。一報を聞いたスタッフとともに20日午前に現地へ入り、現地対策本部の要請を受けて消防や警察などと協力しながら、安佐南区八木・緑井地区でレスキュー活動を開始。20日夜まで被災者の捜索、救助に当たった。土砂の中から2人を発見したが、生存者の発見・救助には至らず、いったん活動を終了。同対策本部に活動を引き継いだ。

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 同NPOはこれまで海外の被災地域へ物資を送るなどの支援活動を行ってきたが、現地へチームを派遣するのは今回が初。大規模災害現場での初動対応力を高め、災害直後の人命救助に取り組もうと2010年から災害救助犬の育成を始めた。専門のドッグトレーナーが捜索や救助を訓練してきた。レスキューチームは混乱する災害現場で救助犬が負傷者を発見した場合、チームで最低限の救助活動が行えるようにと立ち上げた。人命救助のための機械や器具の操作、救命法の習得、ヘリを使った降下訓練などに励んできたという。

 今後は市内の被災状況や支援に対するニーズを確認しながら、レスキュー活動を行う予定。

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