広島角打ち学会は7月11日の「角打ちの日」に合わせて、賛同店で広島初のイベントを開いた。
「角打ちの日」は昨年2月、神戸角打ち学会が制定。賛同店の一つである小売店「物語のある銘酒と食品の店 てらや」(広島市中区富士見町)では、店内の立ち飲みスペースを活用して毎月企画するイベント「てらやの会」と同日開催。約40人がビールやチューハイなどのアルコールを手に当日19時(=夜7時)11分、一斉に祝杯を挙げた。
途中、インターネットで別会場の「渡邊酒店 Tokeisou」(西区楠木町3)とつなぎライブ配信も行った。1~2人など少人数での来店も目立つ同店へ仕事帰りに初めて立ち寄ったという女性は「誰かの家に来たよう」と笑顔を見せていた。
酒販店を応援する一つの形として有志が集まり、今年6月に結成された同会。現在の会員数は24人。職種や年齢もさまざまだが、30~60代の男性が中心という。費用は自分が飲んだ実費分を負担するシステムで、仕事終わりに店に集い、おのおののスタイルで飲むという。同会では今後、三原や福山の角打ち酒販店を回るツアーも企画する。