旧広島市民球場跡地(広島市中区基町)で7月12日・13日、本とスポーツの複合イベント「ひろしま野球ブックフェア」が開催される。
2011年に東京で始まった野球本のイベント「東京野球ブックフェア」の流れをくむ同イベント。スポーツ関連書籍を通じ、広島東洋カープのホームグラウンドだった球場跡地に再びスポーツの魂を呼び戻したいと有志が実行委員会を立ち上げて企画する。
球場全体を会場として使い、中央に設けたダイヤモンド周辺には作家やスポーツライターなど個人を中心に集まった35ブースが並ぶ。扱うジャンルはスポーツ全般で、野球に限らず、サッカー、ハンドボール、バレーボール、バスケットボールなどさまざま。
会期中は球場跡地が書籍やグッズ、雑貨を集めた「青空スポーツ博物館」となるほか、各種競技を体験コーナーやプロ野球OBなどによるトークショーも企画する。飲食ブースでは、うどんやかき氷など、「スタジアム」を演出するフードをそろえるという。
同実行委員会代表の堀治喜さんは「この場所でスポーツ文化の素晴らしさを再確認してもらえたら。球場跡地の意味を考え、将来に思いをはせる場になってほしい」と話す。来場者は2日間で3万人を見込む。
開催時間は11時~19時。入場無料。雨天決行。問い合わせは同実行員会吉本さん(TEL 090-1333-6161)まで。