バスケットボール男子ナショナルリーグ(NBL)に2014-2015シーズンから参戦する広島初のプロバスケットボールチーム「広島ドラゴンフライズ」の新人研修が5月14日・15日、広島三越(広島市中区胡町)で行われた。
広島ドラゴンフライズは、「バスケットボールトップリーグ“NBL”に所属するプロチームを広島に立ち上げる会」を前身とするプロチーム。2013年10月に運営会社「広島ドラゴンフライズ」を設立して、今年10月に開幕する2014-2015シーズンにデビューする。
チーム名は広島・宮島に生息する「ミヤジマトンボ」が由来。前へ前へと飛び、決して後ろに下がらない勇猛果敢で勝負強く、勝利を呼ぶ縁起の良い虫とされるトンボはチームロゴのデザインにも取り入れる。チームカラーは宮島の大鳥居をイメージした朱色をメーンに使い、瀬戸内海を連想するブルーをサブカラーにした。
新人研修には柳川龍之介選手(22)、坂田央選手(22)、北川弘選手(22)、岡崎修司選手(23)の4人が参加。選手を社会人としても一流(プロ)の人間に育てるというチーム方針により、同店に研修を依頼した。「プロスポーツもサービス業」と同社副社長でゼネラルマネジャーの西明生さん。同店では新人スタッフに実施する内容をベースに、言葉使いやしぐさ、目配り、気配りなどを盛り込んだプログラムを用意した。
初日に講義とロールプレーイングを行い、2日目には店頭で接客を体験。1階フロア正面玄関近くの催事場で接客に当たった北川選手は今春大学を卒業したばかり。初めての社会人研修に不安もあったが、「表情やしぐさなどを学ぶきっかけになった」と北川選手。来店客におすすめの菓子を進めるなど、積極的にコミュニケーションを図った。