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松山・道後に「素泊まり」温泉旅館-広島の海運会社が料亭から業態変更で

源泉かけ流しの温泉を楽しめる「温泉旅館どうごや」外観

源泉かけ流しの温泉を楽しめる「温泉旅館どうごや」外観

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 広島と松山を結ぶフェリーなどを運行する瀬戸内海汽船(広島市南区宇品海岸)は4月7日、バックパッカー向け簡易宿泊施設「バックパッカーズ宮島」(廿日市市)と提携した温泉旅館「温泉旅館どうごや」(愛媛県松山市、TEL 089-934-0661)を愛媛・道後にオープンした。

採光が差し込む旅館の中庭

 ゲストハウスと温泉旅館、双方の雰囲気を併せ持つ同館は、高級割烹旅館として営業してきた「道後舘」を改装した同社の新業態。素泊まりの温泉旅館として昭和初期の2階建て木造建築をリニューアルした。客室は、個室5部屋と男女兼用と女性専用のドミトリーの計7部屋。

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 館内には源泉かけ流しの温泉を備えるほか、滞在者同士のコミュニケーションを図ろうとテレビとマッサージ機をそろえた交流スペースを用意。各部屋にテレビを置かないことで、交流スペースへの導線を引こうと工夫する。長期滞在者向けに冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器などをそろえたパブリックキッチンも設けた。

 利用客層は幅広く、「ネットからの予約が多い」と同館「番頭」の清水久嗣さん。口コミでの宿泊も目立つという。客単価は3,800円。「文学のまち松山」の地の利を生かし、外部から講師を招いて俳句などのイベントも定期的に開く。

 「建物自体を文化遺産としても楽しんでいただきたい」と清水さん。素泊まりで宿泊できる旅館が少ない道後で新たな市場を開拓し、需要の掘り起こしに力を入れる。初年度の利用客は年間5000人を目標に掲げる。同社では今後、観光地「宮島」「道後」を周遊するバックパッカー向け宿泊プランの販売も予定する。

 チェックインは15時~22時、チェックアウトは10時。駐車場は乗用車10台のほか、大型バイクや自転車の駐輪スペースも用意する。

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