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旧広島市民球場の跡地活用を考えた企画展-アートの側面から提案

広島市立大学芸術学部旧広島市民球場跡地検討チーム代表の中村圭さん

広島市立大学芸術学部旧広島市民球場跡地検討チーム代表の中村圭さん

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 旧広島市民球場の跡地活用を提案する企画展「Hiroshima Creative Park」が現在、旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町)で開催されている。

会場に並べる資料

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 原爆ドームの北側、相生通りを挟んだ向かいに2010年まであった同球場。1957(昭和32)年の完成以降、広島東洋カープのホームグラウンドとして親しまれてきたが、施設の老朽化などを原因に2010年9月に閉鎖された。

 同展では、原爆ドームを中央に置いた2方向からの見方を提示。原子爆弾が投下されてから100年後の2045年を一つの区切りに考えた。広島平和記念公園側からの「祈り」と対にする、産業と関連させた文化芸術を「作る」場を旧市民球場側に置く。異なる2つの公園を置くことで、国内外に広島の都市像を発信できる仕組みと機能を持たせるという。

 跡地に作る施設は旧市民球場がモチーフ。会場には、完成予想図や企画の経緯などについて紹介したボードを用意した。主催は広島市立大学芸術学部の講師ら5~6人から成る旧広島市民球場跡地検討チーム。2011年、旧市民球場の白紙撤回後に結成。代表の中村圭さんを中心に、「自分たちでも考えたみたい」と30代がメーンとなり集まった。

 開催時間は10時~17時。11月30日まで。

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