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広島で「アナログとデジタル」兄弟コラボ展-文字を変形させた前衛書道も

書家・竹澤丹一さんに師事した植木さん(写真左)が制作した作品の一部。文字だが、生き物のようにも見える。

書家・竹澤丹一さんに師事した植木さん(写真左)が制作した作品の一部。文字だが、生き物のようにも見える。

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 アナログとデジタルの異なる分野で活動する兄弟による二人展「墨とデジタルと」が2月14日、広島・上八丁堀の「ギャラリーG」(広島市中区上八丁堀、TEL 082-211-3260)で始まった。

記号をアナログとデジタルで表現する

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 同展を開くのは、小学校の書写講師などを務める植木由樹子さんと米でハリウッド映画のエフェクト制作を行う岡野秀樹さん。昨年の春に展示会を企画し、オカノさんの帰国に合わせて初めて開いた。

 モノクロ作品を中心に展示する会場の壁一面には、高さ180センチ×幅90センチの用紙5枚をつなぎ合わせた植木さんの書を展示。「人間」「空」「雨」「太陽」などの文字を、変形させる独特の前衛書道で表現する。作品は色彩を少し混ぜながら仕上げた。制作は、「最初に文字を書いてアレンジしていく」と植木さん。完成するまで、作品の大きさにかかわらず50枚~100枚ほどの「書」を書くという。

 「書」をCGアニメーションで表現する岡野さんは、「水の中で字を書くとどうなるか」をテーマに制作。「静止したものを動かすのは面白い」と話す。このほか、同一のテーマを「書」とCGの異なる方法で表した作品など、約20点を展示する。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。今月19日まで。

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