手すき和紙を使ったインテリアや生活用品のあるライフスタイルを提案する展示会が6月30日より、オリエンタルホテル広島の1階ギャラリー(広島市中区田中町)で開催される。
障子紙や書道紙など、「手すき和紙」の産地、愛媛県内子町五十崎が持つ製法や技術を取り入れた展示会を開くのは、土木工事やリフォーム業などを手掛ける「りくう」(愛媛県喜多郡)。同展では、和紙の素材を取り入れて現代のライフスタイルや日本の気候、風土に合わせた商品を提案する。
展示するのは、和紙タペストリー(10万円~)、額装(2万9,000円~)、和紙の立体ついたて(9万7,000円)など35点。書とコラボした平面作品や、和紙そのものも展示する。「自然物からできているのを感じる」と同ホテル広報の森田さん。圧縮した和紙に水をかけ、クローバーの種を入れた「芽がでる和紙のキューブ」(3個1,500円)などユニークな商品も。
30日には、インテリア向けの大型和紙のデザインや製作を行う、和紙デザイナー佐藤友佳理さんとプロデューサー兼デザイナーの佐野勝久さんの記念講演会を開く。
開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。7月26日まで。記念講演は30日18時30分から。先着80人。参加無料。申し込みは同ギャラリー(TEL 082-240-9463)まで。