赤と白の板かまぼこをイメージしたアニメ風キャラクターを使った「萌え蒲ストラップ」の提供が5月12日、広島で始まった。
「若い世代にもかまぼこなどの練り製品に親しんでほしい」と業務用をメーンとする練り製品の製造を手がける大崎水産(広島市西区草津港)がPRを目的に考案したのは、かまぼこをイメージしたアニメ風のキャラクター「湊ひばり」。
キャラクターは同社専務の大崎桂介さんが友人に依頼。「広島のかまぼこは伝統的な製法で作られているブランドイメージがある」と大崎さん。ゆるキャラも考えたが、知り合いにイラストを書ける人は少なかったことからアニメ路線へ切り替えた。名前は、港町の草津で作られているかまぼこ「ひばり」から決めたという。
湊ひばりは、魚肉のすり身で再現したアニメ風のかまぼこ「萌え蒲」として、全国蒲鉾協同組合連合会が主催する「全国蒲鉾品評会」の細工部門へ出展。水産庁長官賞を受賞した。
ストラップは、「地元、広島のかまぼこに親しみを持ってもらおう」と活用方法を検討する中で誕生。キャラクターとかまぼこなどの練り製品10種類がリバーシブルになっている。ツイッターやブログなどネットを見て、同社商品を販売する小西屋商店(草津東2)へ来店した客へ進呈する。
同店への利用客は9割以上が60歳以上であることから、同社では新規客の開拓とリピーター、ファン作りのきっかけにする狙い。
配布は40個~50個を予定。