北海道名物のスープカレーを広島へ――広島・並木通りに6月中旬、スープカレー店「ange(アンジュ)」(広島市中区三川町、TEL 082-543-5055)がオープンした。
北海道のスープカレー店「ラサタ」(札幌市中央区)で修行を積んだ女性が店長を努める同店。店長の土岸洋子さんは当初、スープカレーがどういう料理なのかイメージがつかなかったが、広島では店舗の少ないスープカレーに魅力を感じ、看護師から転身した。
店舗面積は約13坪。オフホワイトの壁面と木目調の什器が特徴的な店内にはスープカレーに使用するスパイスの香りが漂う。席数はテーブル、カウンター席合わせて24席。主力のスープカレーは、骨付きチキンカレー(1,280円)、手作りチーズハンバーグカレー(1,180円)、たっぷり野菜カレー(1,180円)、「炙りベーコン&焼きチーズカレー」(1,080円)、「トロ豚角煮カレー」(1,280円)の5種類。スープカレーの辛さは、10段階で調節できるほか、あっさりしたスープは、「素揚げしている野菜と一緒に食べてほしい」と土岸さん。
オープン前にはターゲット層に女性客を想定していたが、見た目以上にボリュームのあるスープカレーを求める利用客には30~40代のビジネスマンが多い。ランチタイムには、スープカレーを一律980円で提供することから込み合うことも。客単価はランチタイム=980円、ディナータイム=約2,000円。
毎月11日には「スープカレーを食べてもらうきっかけになれば」と全品500円で提供するサービスを実施。サービスの告知は店頭の張り紙だけというシンプルなものだったが、初回の7月11日は土曜日だったこともあり、約100人が来店。行列ができるほどの好評を得た。現在は女性スタッフ3人が店を切り盛りしている同店。スープカレーは混雑時を除き、テークアウトにも応じる。容器代(100円)が別途必要。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~15時、ディナータイム=18時~22時。水曜定休。