プロが若手クリエーターを個別指導-講師にモンキー・パンチさんも

「マンツーマンティーチング」で1枚ずつ作品に目を通しながらアドバイスするモンキー・パンチさん

「マンツーマンティーチング」で1枚ずつ作品に目を通しながらアドバイスするモンキー・パンチさん

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 アウトレットモール「広島マリーナホップ」(広島市西区観音新町4)内で1月23日、漫画家モンキー・パンチさんらをゲストに招き「ひろしま『人』『モノ』創発フェスタ」が開催された。主催は、「あったらいいなをカタチに!」をテーマにさまざまな取り組みを展開するSO@R(ソアラ)プロジェクト(TEL 082-299-2610)。

ペンネームやルパン三世について語ったトークショー

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 当日は、モンキー・パンチさんのトークショーのほか、漫画家などクリエーティブ分野を目指す若者を対象に個別指導を行う「マンツーマンティーチング」や、地方でのものづくりの可能性を語り合うフォーラムなどが行われた。

 マンツーマンティーチングでは、選考を通過した9組15人が作品を持参し、モンキー・パンチさん、IID世田谷ものづくり学校の松村拓也校長、ROCKETの納島克宗社長、ENTERの田中耕三CEOらクリエーティブ分野で活躍するプロから直接指導を受けた。モンキー・パンチさんは4組7人を指導し、その様子はスクリーンやマイクを通して公開され、会場ではメモを取る人の姿も。モンキー・パンチさんからアドバイスをもらったイラストレーターの池田奈都子さんは「いい緊張感で、緊張よりも楽しさが勝っていた」と充実したようだった。

 トークショーではモンキー・パンチさんが、ティーチングの総評を行ったほか、成功するかどうか分からない不安定な漫画の世界よりも手に職を付けようとビジネスマンを経験した話を披露。デビュー当時に編集部内で決められたというペンネーム「モンキー・パンチ」の話題では、「最初は漫画のタイトルだと思っていた」と明かし、難色を示したが嫌な理由が思いつかなかったと会場をわかせた。

 SO@Rは「モノづくり」「人を育てる」「オフィス集積地」の3本をプロジェクトの柱に、「広島に『あったらいいな』をできるところから始めてきた」(代表のSOHO総研・牛来千鶴社長)。これまで地元企業とのコラボ商品の発売やクリエーターや専門職に就きたい広島の若者を対象にしたプロへ弟子入りをする制度、受け入れ先の企業を1カ所に集めた社会実験場の設立などの活動を行っている。

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