暗室で音と映像を駆使する実験的展示会-広島在住アーティストが企画

内側にガラスを貼った筒の奥に置いた小型テレビにはスタジオ内の映像を投影している

内側にガラスを貼った筒の奥に置いた小型テレビにはスタジオ内の映像を投影している

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 暗い部屋を音と映像の遊戯室に見立てて使用する展示会「CAMERA OBSCULA2」が1月22日、荒神陸橋そばの広島市東区民文化センター(広島市東区東蟹屋町、TEL 082-264-5551)内のスタジオで始まった。

スケール感を出すためのミニチュア人形

 音楽や映像、美術の原点から先端デジタルまでを使い、コラボさせた新しい芸術空間の創出を目指した同展。広島在住で、それぞれが美術、音楽、映像の分野で活動している落晃子(おち・あきこ)さん、堀尾充さん、松前徹さん、的場知美さんら4人は、同展を「実験的展示」と位置づける。

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 照明器具などの舞台装置が備わったスタジオでは、スクリーンの代わりに不織布を垂らして使用し、設置した7台のプロジェクターとスライド2台で投影した映像や写真は幾重にも重なって映し出される。スタジオで流す音楽は松前さんが廿日市市地御前のJRと市電が交差するポイントで録音した音など生活している中で耳にする音を使い、コンピューターにプログラムして突発的に流す。スタジオには、床を歩いたり、譜面台に楽譜を置くと光センサーが反応して音がなったりする仕掛けも。

 スクリーンではなく布や紙など異なった素材や形式の展示会を行うことで、「映像の可能性を探る」と堀尾さん。「小さな子どもから大人まで理屈抜きで楽しんでほしい」(堀尾さん)。

 今月24日には、スタジオで落さんと日本画家の船田奇岑さんが、世界最古といわれている電子楽器テルミンとノートパソコン内蔵センサーの楽器「tele『BOOK』min」を使用したライブセッションを行う。

 開催時間は11時~19時。入場無料。今月25日まで。ライブセッションは24日18時から。

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