小売業のイズミ(広島市東区)は6月11日、グループで最大規模の大型ショッピングセンター「ゆめタウン廿日市」(廿日市市、TEL 0829-34-1311)をグランドオープンした。
同店は約209億円を投じ、廿日市市が推進する地区整備計画の臨海ゾーンに出店。敷地面積=約1万5428坪、延べ床面積=約5万4390坪、店舗面積=約1万3915坪。テナント数はゆめタウン最大となる201店舗で、うち中国地方初出店は37店舗が占める。
広島発祥の「かっぱえびせん」など、菓子製造・販売のカルビー(東京都千代田区)は同社初となるかっぱえびせんショップ「スナックキッチン my Calbee」を出店。かっぱえびせんの生地を使った揚げたてのスナックなどを販売する。食品売り場は約1200坪と西日本最大級。地元企業の「チチヤス」「中国醸造」は専用コーナーを設け、品ぞろえにも力を入れる。
店内は回遊性を高めようと中四国最大級の一周約550メートルのサーキットモールを採用。長さ約240メートルのメーンモールは1階~3階フロアまで吹き抜けにした。休憩スペースとして椅子約500脚を店内各所に配置。カフェも各フロアに設けた。ターゲットは20~40代のファミリーを軸に50~60 代以上を想定。3世代のライフニーズに対応した機能を充実させる。
地元住民向けにプレオープンした9日・10日には、2日間で約11万人が来場。JR宮内串戸駅から20分間隔で運行する無料シャトルバスは初日に約3100人が利用した。
営業時間は9時~22時(専門店は21時まで)。駐車場約3400台。無料シャトルバスは6月28日まで運行。