広島三越(広島市中区胡町)屋上の「カキ小屋」で1月16日から3日間、松江の「かに小屋」とコラボしたフードイベント「カキかに合戦」が始まった。
島根県・松江で冬の名物として知られる「山陰のカニ」と広島のカキが一度に楽しめる同イベント。今年3月の尾道松江線「中国やまなみ街道」全線開通を目前に控え、中四国から島根東部への誘客に期待を寄せる松江観光協会と尾道観光協会が主催する。区間の多くが無料で通行できるため、山陰と広島の味覚を楽しんでもらい、全線開通後の相互誘客につなげたいと会場内にはPRブースも出展する。
初日の記者向け内覧会には、島根県出身のカープ二軍投手コーチ佐々岡真司さんや高校時代、尾道にゆかりがあった前カープ投手コーチの山内泰幸さんがゲストとして登場。「(広島と島根が)本当に近くなった」と佐々岡さん。山内さんは、「しまなみからやまなみにつながるので、海の物も食べて、山の物も食べてもらえたら」と焼きカキ、焼きカニの実食を楽しんだ。
このほか、城下町松江ちどり娘やミス尾道も駆け、食をはじめとした文化や伝統、観光など、両市のPRを行った。会期中には、通常提供する広島県産の焼きガキ食べ飲み放題(男性=4,000円、女性=3,700円)に加えて、松葉ガニ(一杯2,800円)、紅ズワイガニ(一杯1,000円)のカニメニューを数量限定で提供する。
営業時間は16日=17時~22時、17日・18日=11時30分~22時(最終日は14時まで)。