ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」をテーマとした地酒のセット「艦これ ~呉鎮守府~ 地酒セット」が好評だ。
戦艦「長門」の竣工日に合わせて、11月25日に販売を開始した同商品は、三宅本店(呉市)の日本酒「千福」のパッケージデザインを「艦娘」に変更したオリジナル商品。同社と呉蔵元屋(呉市、TEL 0823-32-5810)、合同会社ひのきのぼう(東京都台東区)が3本1セットで販売する。
清酒は3種類で、容量は1本300ミリリットル。艦娘「大和」をデザインした「千福 辛口本醸造」、艦娘「長門」を描いた「千福 吟松」、「千福 純米酒」には艦娘「赤城」をあしらった。販売は2000セット限定で、同じく呉市に構える地酒専門店「呉蔵元屋」(呉市)とネットで受け付けるが、現在は店頭のみで販売する。
一般販売に先駆け24日に300本を先行販売したが、「2時間で完売した」と呉蔵本屋の大屋幸二さん。ネットでは販売開始から3分で完売したという。商品はほぼ完売しており、電話での問い合わせも多い。「若い人に日本酒を飲んでもらういい機会」と大屋さん。「日本酒に目を向けるきっかけになれば」とも。
三宅本店は1856年創業。1902(明治35)年、海軍基地の拡大に伴い人口が急増した呉市で清酒醸造を始め、海軍御用酒の蔵元として多くの鎮守府や戦艦に「千福」を納めてきた。ゲームに関連する情報を絡めることでコラボ商品にストーリー性を持たせた。
価格は2,100円。