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広島で「寺山修司と天井棧敷ポスター展」-36点の「宣伝美術」そろえる

寺山さんが少年時代を過ごした青森県三沢市の「寺山修司記念館」から借りてきたポスターを展示する

寺山さんが少年時代を過ごした青森県三沢市の「寺山修司記念館」から借りてきたポスターを展示する

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 オリエンタルホテル広島(広島市中区田中町)のギャラリーで現在、「寺山修司と天井棧敷◎ポスター展-演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌-」が開催されている。

手ごろな価格が人気のクリアファイル

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 詩人・演出家など多岐にわたって活動した寺山修司さんが主宰した天井桟敷。1967(昭和42)年の結成以来、旗揚げメンバーでもあった横尾忠則さんや粟津潔さん、宇野亜喜良さんら、多くのアーティストが関わり、作品に合わせたポスターを制作してきた。ポスターには、メッセージ性の強い作品も多く、デザインが舞台の演出に影響も与えたこともあるという。

 展示するのは、1967(昭和42)年から1983(昭和58)年までに公演した舞台作品の告知ポスター36点。A1サイズを中心にそろえ、現在では美術的評価が高く、現存する枚数の少ないシルクスクリーンで作られたものが目立つ。

 来場者には当時の演劇を知る50~60代の姿も多く、「年齢層は高めの印象」と同ホテルの森田さん。ギャラリーを併設するホテルに宿泊する外国人観光客の観覧もある。「滞在時間は長め」で、1点ずつ、じっくり作品を見る傾向にあるという。

 会場では、寺山さんが手掛けた書籍やDVD、ポスターのデザインをプリントしたクリアファイル(315円)、ポスター(800円~)などのグッズも販売。「価格帯も手頃で用途の多いクリアファイルが人気」という。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。12月6日まで。

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