![写真左から、ジャン=ポール・エヴァン「リュディ」、ポワブリエール「ボワット ア ジュエ」](https://images.keizai.biz/hiroshima_keizai/headline/1320745098_photo.jpg)
今年は祝日を含む3連休中にクリスマスが当たることから、例年より15日間早くクリスマスケーキの商戦を始めた広島三越(広島市中区胡町)で、早くも販売予定数に達するケーキが出始めている。
「家族で過ごすクリスマス」をテーマに、地下1階と催事場を設ける8階の2フロアでコーナーを展開する同店。催事場では英国やスペイン、ドイツなどの物産展を開催しており、新規客の獲得を狙う。
用意するケーキは、「おもちゃ箱」をイメージした商品を含む23点。一つのケーキで5種類の味が楽しめる「ノエル・デラックス」(3,675円)やスポンジの上に載るサンタクロースの袋をカットするとミニケーキが飛び出す「ボワット ア ジュエ」(3,990円)、オーナメントを3種類のチョコレートで手作りした「オペラ」(3,501円)などをそろえる。
各フロアでは、それぞれにショーケースを設けて6点前後の商品をディスプレー。来店客からも「好評」と同店担当者。実物を並べることで、「サイズ感がより伝わりやすいのでは」とも。価格帯は、2,100円~1万5,750円と幅広く、3,000円台が主流。サイズは直径15センチの商品が目立つ。
トナカイのシルエットが特徴的なジャン=ポール・エヴァンの「リュディ」(5,250円)や同店オリジナルのモン シュシュ「堂島ロール オン メリークリスマス」やモーツアルト「イチゴのクリスマス」(以上3,675円)は「この1週間で予約が増えている」という。
予約状況は平年並みで、東京のケーキ店の商品は早めに予約が埋まる傾向にある。同店では、受け付け時期を早めた約2週間分、前年比増の売り上げを見込む。