プレスリリース

日本酒のまち、東広島から発信! 杜氏や研究者が語り合い、伝統的酒造りを次世代へつなぐ「東広島市立日本酒大学」の記念イベントを開催。【6/18(水)より申し込み開始】

リリース発行企業:一般社団法人ディスカバー東広島

情報提供:


「東広島市立日本酒大学」の記念イベント 8月9日(土)に開催決定!
――東広島市立日本酒大学 (東広島市産業部ブランド推進課)




東広島は「吟醸酒の発祥地」として知られ、西条、黒瀬、安芸津に10の酒蔵があります。また、日本で唯一の酒類に関する国の研究機関「酒類総合研究所」や、日本初の動力精米機を開発した「サタケ」があり、全国の酒蔵の品質向上に貢献しています。

そんな日本酒のまちとして知られる東広島市では、日本酒の魅力を知ってもらうために、2018年から「東広島市立日本酒大学」を開催してきました。西条酒造協会や大学、酒類総合研究所などと連携し、主に市民が日本酒の歴史や文化、酒造りを学ぶ、開かれた場となっています。

今年は、「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念し、8月9日に記念イベントを開催。このイベントを通じて、東広島市の誇る日本酒文化をさらに盛り上げ、未来へつないでいきます。日本酒が好きな方、これから興味を持ちたい方も、みなさまぜひご参加ください。

<イベントの見どころ>
- 日本酒造杜氏組合連合会会長である石川達也氏を講師に迎え、「酒造りの伝統と未来」をテーマとした基調講演を行います。生?瞼造りを現代に蘇らせた第一人者として知られる石川氏が酒造りの奥深さを余すことなく、そして熱く語ります。

- パネルディスカッションでは、「広島の伝統的な酒づくりは、三浦仙三郎から未来へ」と題して、東広島を代表する杜氏や研究者が、それぞれの視点から語り合います。現場のリアルな声に触れ、伝統的酒造りを理解し、学びを得る貴重な機会です。

- 会場内には、ワークショップ や展示コーナーを設けています。広島大学の学生が企画した利き酒コーナーでは、東広島10蔵の日本酒が試飲できます。酒類総合研究所、精米機メーカー「サタケ」のコーナーでは、伝統的な酒造りに知る、触れる、学べる展示コーナーを設置します。

- イベント終了後は、東広島の人気酒場「蔵処 樽」にて、「酒蔵と美酒鍋で乾杯!」(有料)。特産品「こい地鶏」を使った至高の美酒鍋を披露。「西条の酒蔵の女将さんのアテ」のほか、東広島の産品を使ったビュッフェをお楽しみいただきながら、東広島の日本酒をお楽しみいただけます。


<イベントの概要>
- イベント名: 東広島市立日本酒大学 記念イベント
- 開催日: 2025年8月9日(土)
- 会場: 東広島芸術文化ホール くらら(小ホールほか) (広島県東広島市西条栄町7-19)
- 主催: 東広島市立日本酒大学(東広島市産業部ブランド推進課)
- 時間: 13:30 開演 ~ 17:00 閉演(13:00 受付開始)
- 定員: 180名(抽選の上、ご招待制)
- 参加費: 無料


<イベントの内容>

■13:45~14:25
 基調講演
 「酒造りの伝統と未来」

 石川達也 氏
(日本酒造杜氏組合連合会会長、広島杜氏組合長) 



西条で生まれ育つ。東京での大学在学中に埼玉県の神亀酒造で修業を始め、1994年に竹鶴酒造に入り、1996年から2019年まで杜氏を務める。2020年より茨城県の月の井酒造店に移籍し、蔵の改革に取り組んでいる。伝統的製法である生?瞼造りを現代に蘇らせた第一人者として知られる。日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会副会長。南九州大学客員教授。2020年、杜氏として初の文化庁長官表彰。2024年、東広島市表彰。同年、黄綬褒章受章。





■15:00~15:45
 パネルディスカッション
 「広島の伝統的な酒造りは、三浦仙三郎からその先へ」


 ●パネリスト 今田美穂 氏
(株式会社今田酒造本店 代表取締役社長 杜氏)


安芸津町に生まれる。大学卒業後、西武百貨店、日本能楽芸術振興会橋の会勤務を経て、1994年酒蔵を継ぐために蔵に入り、前杜氏や安芸津杜氏から酒造りの技術を学ぶ。広島最古の酒米、八反草の復活に1999年から着手し、今ではフラッグシップに。今年は八反草20周年記念の年。2019年4月27日より全国公開された日本酒ドキュメンタリー映画『カンパイ!日本酒に恋した女たち』(小西未来監督)に出演。英国BBC放送『2020年 100人の女性』に日本人でただ一人選出される。




 ●パネリスト 椋田茂 氏
(賀茂鶴酒造株式会社 2号蔵杜氏)


広島市で生まれ育つ。高校生のときに伝統的な職人の世界に憧れ、18歳で賀茂鶴酒造へ。御薗蔵、二号蔵で修行を重ねる。2011年、33歳の若さで杜氏に就任し、2013年には日本酒造技術研究連盟にて一位を獲得。全国新酒鑑評会は、これまでに通算7回金賞を受賞。2017年には、幻の酒米と言われてきた広島錦を用いて、賀茂鶴酵母と呼ばれる協会五号酵母を掛け合わせた『広島錦』や、クラシカルかつ現代的な味わいを追求した『酒中在心』の開発にも携わる。進化する酒を目指し、酒質の追求にこだわった酒造りに邁進している。




●パネリスト 赤尾健 氏
(独立行政法人酒類総合研究所 醸造微生物研究部門長)


埼玉県生まれ。1993年に国税庁へ採用され、1997年から酒類総合研究所の研究員に。2019年から醸造微生物研究部門長を務めている。専門は醸造用酵母の分子遺伝学と応用ゲノミクス。広島大学大学院 統合生命科学研究科 客員教授も兼務。




●パネリスト 新山伸昭 氏
(株式会社サタケ プラント営業部 酒米支援部長)


1964年に広島県で生まれ、1986年にサタケに入社。醸造精米事業の再構築に携わり、日本酒造りにおける精米技術の向上を目指す。サタケが開発した革新的な精米技術『真吟精米』の開発に貢献し、日本酒の新たな可能性を追求している。




●コーディネーター 神吉佳奈子 氏
(食と酒を伝える編集者)


広島市で生まれ、大学卒業後に料理雑誌の編集者を目指し東京へ。雑誌編集に30年近く携わる。『dancyu』副編集長、『オレンジページCooking』編集長を経て、現在は日本の食と酒の伝え手として企画や執筆、イベントのディレクターなどを手がける。



■13:00~17:00
 ワークショップ &展示コーナー 

- 広大生が考える利き酒スタイル 冷酒VS燗酒で(16:00~17:00)
- 酒類総研presents 伝統的なこうじ菌を知る・触れる・学ぶ
- サタケの挑戦 動力精米機から最先端の精米技術へ


<参加のお申込み>
参加費:無料
【お申込み】専用応募フォーム 
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSedR7xAGxeRVJcoygGvuFr-H9HYx6_HvhFU7B7lEjNpbzUaEg/viewform?usp=header

注意事項
・6月18日(水)10:00より申し込みを開始。締め切りは7月18日(金) 17:00。
・本イベントでは全体で180名様をご招待予定です。締め切り後に抽選を実施しますので、あらかじめご了承ください。
・抽選結果のお知らせは7月25日(金)までに、メールにてお申込みいただいた方全員にお知らせいたします。

ライブ配信でリアルタイム視聴可能!
YouTube【東広島市公式チャンネル】にてリアルタイム配信を行います。どこからでも視聴可能。現地に来られない方もぜひご参加ください。視聴するためには、上記の専用応募フォームへ。お申し込み完了後、7月25日(金)までに視聴用のアクセス情報をお送りします。
※アーカイブの予定はありません。


<「東広島市立日本酒大学」について>
国内有数の酒どころ・西条を抱える地域であり、国内唯一の酒類に関する研究機関「酒類総合研究所」も設置されている広島県東広島市。2018年にスタートした「東広島市立日本酒大学」は、その地域特性を活かして日本酒の魅力を伝え、日本酒ファンを増やすことを目的に、東広島市が実施している事業です。日本酒に携わる多様な人々が講師を務め、「伝統的酒造り」「ストーリーで楽しむ日本酒」「日本酒ペアリング」など、幅広いテーマの講義と試飲で、楽しみながら日本酒について学ぶことができます。
実施例)
・「伝統的酒造り」 広島杜氏組合 組合長 石川達也
・「富久長の酒造りと海外展開」 株式会社今田酒造本店 代表取締役 杜氏 今田美穂
・「日本酒醸造の魅力」 独立行政法人酒類総合研究所 主任研究員 金井宗良
・「道の駅と日本酒販売」 道の駅西条 のん太の酒蔵 駅長 柳沢哲
・「『広島の酒造り』を支える技術支援、研究開発」 
広島県食品工業技術センター 主任研究員 山崎梨沙
・「料理の愉しみ、地酒を愛でる」 岸本食堂
・「ストーリーで愉しむ日本酒」 広島テレビアナウンサー 宮脇靖知
・「サークル活動を通した若年層へのアプローチ」 広島大学日本酒サークル
・「蔵の女将さんと話そう」 西条の酒蔵の女将さんたち

【問い合わせ先】
東広島市立日本酒大学事務局(東広島市産業部ブランド推進課内)
E-mail: hgh200941@city.higashihiroshima.lg.jp 
電話:082-422-1032

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース