「瀬戸内海に沈む夕日にほれた」-広島・元宇品のカフェが3周年

「Cafe smile」オーナーの近藤さん。厨房や接客など1人でこなすことが多い。

「Cafe smile」オーナーの近藤さん。厨房や接客など1人でこなすことが多い。

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 今年でオープンから3周年を迎える広島・宇品海岸のカフェ「Cafe Smile」(広島市南区宇品海岸1、TEL 082-557-8961)でドックカフェ利用が増えている。

パッと見では何の店か分からない外観

 「瀬戸内海に沈む夕日にほれた」という神奈川県出身の近藤嘉治さん(33)が居酒屋を改装して開いた同店。会社員として働いていた近藤さんは転勤で3年間、広島を訪れていたことがきっかけで30歳のとき、飲食経験はアルバイトのみだったが独立を決意した。

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 「店舗は海の近くに構えたい」と宮島、江波、宇品など沿岸部を候補に挙げ、周辺にカフェが少ないことから出店場所は宇品に決めた。場所を決めてからは、「どんな人が暮らしているのを知りたい」とホテルや自動車部品工場などで日雇いのバイトを経験。その後、大衆居酒屋として営業していた2階建ての店舗の改装に着手した。

 店舗面積は約23坪。1階を店舗として使い、2階を住居としている。カフェスペースは木目調を基調に統一。近藤さんが使っているサーフボードもインテリアとしてディスプレーするほか、顔なじみの利用客から貝殻を容器代わりにした観葉植物の差し入れも並べる。席数は20席でテーブルとカウンターを設ける。

 オープン当初は「何の店?」と疑問視する声も多く「知り合いしか来なかった」が、営業時間を長く設けることからランチ、カフェ、ディナー、バーと、それぞれに「使い勝手の良い店」としてなじんできた。店内はドッグカフェとしての利用も許可しており、ひっそりと店頭に掲げた看板を見た客を中心に口コミで利用客を増やし、会合などの集まりやイベントが行われることも多い。「触れ合う場のきっかけになれば」と近藤さん。「スタイルとしては何でもあり」とも。

 今後は2階フロアの一部、約8坪のスペースも「店舗として利用を開始したい」と意欲を見せる近藤さん。定休日を利用して改装に取り組む。

 営業時間は11時30分~24時。水曜定休。