広島の洋食店、ディナータイムは居酒屋に-二毛作営業で客単価アップ

夜は居酒屋業態で運営する洋食店「ぴかんて大手町店」店内

夜は居酒屋業態で運営する洋食店「ぴかんて大手町店」店内

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 4月中旬にオープンした洋食店「ぴかんて大手町店」(広島市大手町3、TEL 082-247-7772)は6月より、ディナータイムに居酒屋営業を始めた。営業は、ピラフや空揚げを中心に提供する飲食店運営する「itemBOX」(中区本通)。

主力メニューの空揚げ

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 「ぴかんて」は18年前、広島・立町でスパイシーな鶏足の販売店として営業を開始。店名には、トウガラシ「ピカンテ」の名前を採用したが、鶏足の販売は難航。開業から間もなく、ランチの提供を始めた。周辺で営業する他店の平均ランチ価格は約800円だったが、650円に価格を落として空揚げやハンバーグ、とんかつなどを提供。ランチには定番の洋食を中心にメニューそろえた。

 2号店は5年前から出店を計画。ビジネスマンやOLをターゲット層に据え、ビジネス街への出店を決めた。店舗面積は約30坪、席数はテーブル52席。オープン当初は、ランチスタイルでの営業を考えていたが、ディナータイムに食事よりもアルコールの需要が強かったことから居酒屋スタイルに変更。17時30分からはちょうちんや空の酒瓶を店頭に並べ、「洋風酒房ぴかんて」としてランチと二毛作営業を始めた。

 居酒屋スタイルを取り入れてから、「客単価は約1,000円から約2,500円に上がった」と同社の長浜宏明社長。メニューは黒コショウとウスターソースを合わせた「黒コショウ空揚げ」(540円)やガーリックオイルが香ばしい「空揚げのペペロンチーノ」(580円)、「チーズフォンデュ空揚げ」(610円)などランチでセットメニューとして提供している料理を単品で提供するほか、牛スジ煮込み(500円)、ナスのウニソース(480円)などオリジナルを数多く用意する。アルコールは生ビール(390円)や焼酎(450円~)、日本酒(600円)など約30種類そろえる。

 営業時間は10時30分~22時30分。日曜定休。

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