福屋屋上に「メダカ村」-日本で1匹しかいない新種メダカ「信長」も

福屋屋上で始まった新種メダカなど約100種類のメダカを集めた「メダカ村」

福屋屋上で始まった新種メダカなど約100種類のメダカを集めた「メダカ村」

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 福屋(広島市中区胡町、TEL 082-264-6111)屋上で6月17日、日本で1匹しかいない新種メダカなど約100種類のメダカを集めた「メダカ村」が始まった。

「価値がつけられない」新種メダカ

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 メダカの展示即売を行う「メダカ村」は、過去10年間で数十種類の新種メダカを発見・作出したメダカ専門店「めだかの館」(廿日市市)と共催で実施。屋上にテントを張って「楊貴妃メダカ」(2,000円~)、「武蔵丸メダカ」(5万円~)、「錦メダカ」(300円~)、「黄金メダカ」「パンダメダカ」(以上500円)などをそろえる。

 作出者が名前を付けられることからユニークなネーミングが目立つメダカの価格は1匹100円以下から10万円まで幅広く、「交配が難しい希少なメダカは高額」とめだかの館の大場貴保さん。日本で1匹しかいない新種メダカ「信長」は「価格がつけられない」とも。

 信長は、同館店長の大場幸雄さんが作出。赤いよろいをまとい、ヒレが刀のように見えることから命名したという。大場さんは、2001年に発見した「サムライメダカ」と「透明鱗メダカ」を交配し、2006年に「透明鱗(うろこ)サムライメダカ」を作出。その後も交配を重ね、2010年にサムライ透明鱗スモールアイ「信長」を作出した。

 このほか会場では、大場幸雄さんが事務局長を努める「日本メダカ協会」が呼びかけ、県内を中心とした約80人が育てるメダカを展示している。日本メダカ協会(JNA)は主に、メダカの普及や品種の認定、品評会を行っており、本部は広島に置く。

 福屋では、「メダカは全国的にも静かなブーム。高いメダカ飼育技術を有する広島で、地元百貨店として情報発信を行いたい」と情報発信や屋上の有効活用を目的に企画。初日となった17日は約800人が来場。幅広い層でにぎわった。

 開催時間は10時~18時。今月20日まで。

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