広島の酒蔵が料飲店向けに「日本酒勉強会」-全体の底上げ目指す

主催する相原酒造(呉市)、今田酒造(東広島市)、美和桜酒造(三次市)、天寶一(福山市)、宝剣酒造(呉市)、金光酒造(東広島市)6蔵の酒

主催する相原酒造(呉市)、今田酒造(東広島市)、美和桜酒造(三次市)、天寶一(福山市)、宝剣酒造(呉市)、金光酒造(東広島市)6蔵の酒

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 広島県内の6つの蔵元で成る「魂志会」は4月25日、飲食店を対象にした日本酒の勉強会を広島県立広島産業会館(広島市南区比治山本町)で開催する。

広島の地酒には果実酒も

 県内の酒蔵約67のうち、イベントを主催するのは相原酒造(呉市)、今田酒造(東広島市)、美和桜酒造(三次市)、天寶一(福山市)、宝剣酒造(呉市)、金光酒造(東広島市)。魂志会は、広島の日本酒を情報発信の地として大きなウエートを占める東京で見かけなくなったことをきっかけに、酒の管理や品質に対する共通の思いを持つ6つの蔵が6年前に結成。「天寶一」社長兼統括製造部長の村上康久さんを代表に昨年までの2年間は、県内で市販店向けの講習も行ってきた。

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 「日本酒を広めるにはメーカーや酒屋のPR、消費者とダイレクトにつながる料飲店の力も必要」と相原酒造の相原準一郎社長。ここ20年ほどで変化してきた日本酒の種類や中身などを知り、管理方法や「蔵それぞれで作っている思いを理解いただきたい」と料飲店の経営者や接客に当たるスタッフ向けの勉強会の開催を決めた。

 勉強会では、ブラインドによる県内の日本酒10種類の「利き酒」、日本酒を4種類に分類にて料理との相性など説明する講評、6つの蔵元によるテーマに沿った議論などを実施。蔵元と飲料店が接する機会が少ないことから質疑応答も受け付け、終了後には会場を移して懇親会も予定している。現在の申し込みは約80人。

 焼酎のように地酒酒屋の情報発信によってムーブメントが作れる現代。相原社長は「全国で一番や上位に入るような蔵があれば地域性が注目される。県内の酒蔵も刺激を受け、全体の底上げになる」と話す。魂志会では、啓蒙活動を含めた日本酒に対する情報を定期的に発信していくほか、今後は一般参加型のイベントの企画も検討していく。