広島・並木のユニセックスサロンに11年半勤務していた女性が4月1日、八丁堀近くに理容室「HIROCO」(広島市中区鉄砲町、TEL 050-1339-9437)をオープンした。
理容師免許を持つ清見弘子さんが独立開業したのは、カットを中心にフェイシャルや着付け、出張を行う理容室。男性特有の顔そりも「レディスシェービング」として女性に提供する。
利用客の7割が男性という広島のユニセックスサロンに長年勤務していた清見さんは、マンションの一室に理容室を開業。「入りにくい空間」とマンションでの開業に抵抗もあったが、1人で運営できるスペースを考え、約18坪のワンルームを選んだ。
広島出身で広島の短大で服飾を専攻していた清見さん。卒業後に接客業のアルバイト経験を生かし百貨店に勤務するが、短大で「服飾=一つの美」を作ることが好きだと気付き、ビジネスで理美容に携わろうと21歳でユニセックスサロンに入社。「和裁をしていた母の影響もあった」という服飾は「趣味にとっておこう」と決め、現在でも休日には小物などを制作しているという。
清見さんは、中途入社したユニセックスサロンでカットやフェイシャルの技術を習得。勤続10年という節目を迎え、「理美容から離れることも考えた」が、これまでの技術や経験、トータルで提案できる強みを生かし、「自分スタイルで発信していこう」と独立を決意した。
メニューは、カット(メンズ=3,500円~、レディス=4,500円)、カラー(7,000円~)、パーマ(8,000円~)、まゆカット・吸引・襟そり込みがセットになったレディスシェービング(3,000円)、フェイシャルマッサージ(2,000円~)、デコルテ(2,000円)、ブライダルメニュー(1万円~)など。スタイリング(1,500円~)や着付け(5,000円~)は出張にも対応する。
オープンから間もない同店には、前の勤務先での常連を中心に利用客が訪れている。清見さんは「リラックスした空間を提供したい」と新しいスタートに意欲をみせる。
営業時間は10時~20時。電話予約制。