今年、築港120年を迎えた広島港の宇品外貿埠頭(ふとう)近くの家具・インテリア店「アクタス広島店」(広島市南区宇品海岸3、TEL 082-250-0404)で現在、築港を記念したオリジナル商品を販売している。
同店で販売するのは約35センチ四方の「築港120年記念タオル」(735円)。右下にはいかり「120th HIROSHIMA」の刺しゅうを入れ、白やピンク、ブルー、ベージュ、グリーンの5色で展開する。広島港には11月、築港120周年の記念事業の一環として1万トンバースに帆船「日本丸」が入港。同店では、これまでも帆船や近隣の公園で海を見学した後に、店へ立ち寄る客足があったことから土産としての需要を見込み商品を製作した。
日本丸の入港やイベントが行われた11月22日・23日の2日間には、延べ3万2,000人が集まり、同店では、入り口やレジ横など数カ所に並べているオリジナルタオルを土産として購入する客の姿が目立った。「船や海を見に来た人にお土産感覚で購入してもらえれば」と同店担当者。
広島港築港事業は1884(明治17)年に開始、5年後の1889(明治22)年に完成した。120年を迎えた今年、広島県と広島市ではパネル展示や広島港を巡るクルーズなどの記念事業を実施。クルーズには120周年にかけて120組の親子が参加、クルーズ船「銀河」で出島や観音、宮島を回った。パネル展は公民館などの文化施設を巡回し、現在は広島港旅客ターミナル2階のテナント区画で常設展示を行われている。
記念タオルの価格は735円。販売は店頭のみで120枚限定。営業時間は11時~20時。