旧広島市民球場が野外映画館に-球場と平和がテーマの5作品上映

野外映画館へと変化する広島市中心部の旧広島市民球場のバックネット裏、スタンド席。

野外映画館へと変化する広島市中心部の旧広島市民球場のバックネット裏、スタンド席。

  • 0

  •  

 今年3月末で52年の歴史に幕を閉じた広島市民球場(広島市中区基町)が8月5日・6日、野外映画館に変身する。

広島市民球場の看板が外された外観

 「映画館とは違った雰囲気での鑑賞を楽しんでほしい」(主催する映像文化ライブラリーの市谷浩右平さん)と、広島の戦後復興の象徴とも言える同球場で上映する作品は、「かっ飛ばせ!ドリーマーズ」「ピカドン」「最後の空襲くまがや」「琉球王国 MADE IN OKINAWA」など球場と平和をテーマにした5作品。作品は、広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会と映像文化ライブラリーが選出した。

[広告]

 鑑賞エリアはバックネット裏のスタンド席。縦3メートル、横4メートルのスクリーンは2階席からネットを引っ張っているワイヤーにひもを掛けて張り、イベント用のスピーカーを持ち込んで音声を流す。

 野外上映会について、当初は球場裏のハノーバ庭園など映像文化ライブラリー周辺が候補に挙がっていたが、カープにまつわる作品の上映が有力視されていたため、球場での上映が決まった。珍しい球場での上映について、「跡地利用いかんによっては、映画の上映も最後になってしまうかもしれない」と市谷さん。「こうした使い方もできるという提案になれば」とも。

 両日とも上映前にアニメーション作家やカープOBによるトークショーも実施。定員は各日先着500人。同球場内の2階フロアでは折り鶴展示も行っており、昨年度に1年間捧げられた折り鶴1,300万羽を展示するほか、折り鶴の募集も行っている。

 同球場は、4月から「旧広島市民球場」に名称を変更。広島市民球場の名称は同年3月に竣工した新球場(南区南蟹屋)が引き継いだ。現在、旧広島市民球場は、アマチュア野球を行う場所として今年10月末までの利用が決定している。

 開催時間は両日とも19時~20時30分。入場無料。荒天の場合は中止。