広島市内でもレジ袋の有料化が始まり、エコに注目が集まる中、手ぬぐいや風呂敷を活用した展示会が広島サティ内の着物店「和えん」(広島市南区段原南1、TEL 082-568-8166)に併設されたギャラリースペースで開催されている。
2月上旬に、「普段使いの着物を中心にそろえる店」(織田久美子店長)としてオープンした同店のギャラリースペースでは、2週間ごとに着物など「和」を中心とした展示会を実施しており、今回は、レジ袋の代用としても利用できる手ぬぐいや風呂敷の活用法を知ってもらおうと企画したという。ギャラリースペースは一般にも無料で提供している。
展示会では、ハンカチサイズから100センチ大の正方形サイズまでの色や柄が異なる風呂敷や手ぬぐいにアレンジを加えた59点を展示する。手提げかばんをメーンに、ショルダーバッグや本や折り畳み傘を風呂敷や手ぬぐいで包んで紹介。包み方、折り方は10種類あり、同店では作り方も紹介する。
風呂敷や手ぬぐいは和柄を中心にカラーバリエーションも多く取りそろえ、幅広い年齢層に対応する。取扱商品数は、風呂敷(525円~)=約30種類、手ぬぐい(630円)=約30種類。営業時間は9時~22時。開催は4月21日まで。
広島市内では、年間の約3億枚のレジ袋が消費量されており、石油に換算すると約6,000キロリットルを消費し、約3万トンの二酸化炭素を排出している。市では、レジ袋の有料化がゴミの減量や天然資源の保護、温暖化防止にもつながることから、事業者や市民団体と連携し、2008年4月からレジ袋の有料化実験を安佐南区内のスーパーなど13店舗で実施。現在では、安佐南区全域と安佐北区の高陽(2月から)、白木(4月から)エリアでも取り組んでいる。