たこ天専門店「高可(こうか)」(広島市南区松原町、TEL 082-261-0818)が3月3日、JR広島駅南口の駅前レンガ通り商店街にオープンした。
同店は中華などの総菜を販売していたが、10年ほど前から「ライバルの少ない」(代表の高山?掛さん)たこ天に目を付け、広島駅ビル「アッセ」内に1号店を出店し販売を始めた。「冷めてもおいしい」(同)たこ天の売れ行きは好調で、中でも新幹線での移動中に食べられるようにと新幹線口のキヨスクの一角にオープンした2号店の売り上げが「最も高い」(同)という。
これまでは、本店の機能や約20種類の商品を作る厨房をアッセ店に置いていたが、アッセのフロアリニューアルや家賃などのコスト面から駅の外へ機能を移すことに決めた。
新店の店舗面積は約10坪。利用客にはビジネスマンや主婦も多いが、駅前には学習塾が点在し学生が多いことから商品価格も他店舗よりも下げて購入しやすい価格に設定。ターゲットには学生も見込み、たこ焼きなど他店舗にはない商品展開も行う予定。
販売は対面で行い、ショーケースには常時10種類の「たこ天」(80グラム450円~)、「ゴボーチップ」(50グラム200円)、「ホルモン天」(380円)、「たこ天むす」(1個100円)、「たこ入りコロッケ」(1個100円)などが並ぶ。客単価は500円~600円。このほか広島名物の珍味「せんじがら」も取り扱う。
当初の営業時間は11時~20時30分と通常よりも短縮し、他店分の調理も行うが、今後は新幹線口と同じ8時~20時30分の営業を目標にする。