広島の名もない裏通りが舞台の自主映画-飲食店で先行上映へ

広島発の自主制作映画「Hiroshimaピープルズ 飲んで食って、ど~かいの!?」ポスター

広島発の自主制作映画「Hiroshimaピープルズ 飲んで食って、ど~かいの!?」ポスター

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 広島中心部の本通りの南側に平行する2本の通り、通称「うらぶくろ」を舞台にした広島発の自主制作映画「Hiroshimaピープルズ 飲んで食って、ど~かいの!?」が昨年12月に完成し、2月10日から、うらぶくろを中心とした飲食店で先行上映を行う。

 同作品は、呉の親元から離れ、広島市内で暮らす20代の兄妹が主人公。ホームページの制作やネットビジネスなどを手掛ける自営業の兄が、パソコンの画面に映し出したのは「不思議な図形」。それは、キーボードを押し続けると一定期間の記憶がなくなるというものだった。兄妹は周囲の友人らを実験台に次々と記憶を消していくが、ある日記憶が戻った友人ら被害者から追い掛け回されるというコメディー映画。

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 撮影は、うらぶくろや広島地下街シャレオ、ポップラ通り、広島城などで行われ、作中では広島の自主映画では初となるエキストラ60人を動員したポップラ通りでの夕涼みのシーンも。映画のキャストやスタッフには広島市内の大学や専門学校の学生が参加している。

 先行上映の会場となる飲食店は、カフェバー「Rock’N Jam」(広島市中区袋町、TEL 082-881-0863)、ショットバー「K’S SHOT」(流川7、TEL 082-243-3701)、イタリアンダイニング「エルミタージュ」(袋町、TEL 082-249-9301)の3店舗。映画のロケで使用した店がほとんどで、「設備面で上映できるか不安だったが、撮影を行った店で上映会を行うのは一番理想的」と山中富雄監督。上映は、ワンドリンク(400円~)など飲食をすることで見ることができる。

 映画の公開に当たって、「これから世の中に出て行く若い人と、広島を面白くしてきた、支えてきた人」に見てもらいたいと話す広島市南区出身の山中監督。「広島を面白くしていこうとする人たちによる広島映画」(同)を県外の人にも見てほしいと、広島での一般公開後は東京での上映も予定する。東京での上映に向け、「広島フリーク」(同)の新藤兼人監督からも「応援している」とエールが送られた。

 上映日時は、Rock’N Jam(スクリーン=約40インチ)=2月10日・13日・17日・20日・24日・27日(各日18時~)、K’S SHOT(同=約40インチ)=2月14日・21日・28日(各日21時~)、エルミタージュ(同=約70インチ)=2月26日、・3月5日(20時~)、7日(16時~)。いずれの店舗も各回定員制。上映時間は35分。

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