広島のカフェで「祝島」の暮らしを伝える上映会―「六ヵ所通信4」上映も

原発が約3キロメートル離れた対岸にできる祝島の暮らしを伝える上映会のフライヤー

原発が約3キロメートル離れた対岸にできる祝島の暮らしを伝える上映会のフライヤー

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 瀬戸内海に浮かぶ祝島(山口県)の空と海を思う上映会が11月29日、音楽喫茶「ヲルガン座」(広島市中区十日市町)で開催される。

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 祝島は、人口500人ほどの小さな島なハート型の島。約4キロメートル離れた対岸に上関原発ができる問題で、にわかに注目を集めている。イベントを主催するのは、「今年の夏に祭りで島を訪れて以来、とりこになった」と話す「アースデイをひろしまで」実行委員会の古賀さんと、祝島出身で大学進学をきっかけに広島で暮らしているヤマトアキコさんの2人。アースデイとは、民族や国籍などをこえて、地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動のこと。

 島にかかわっていく中で、原発反対運動が20年以上続いていることなど島の現状を知った古賀さん。原発や環境破壊の問題について共感できる一方で「島のくらしや豊かな命が本当にすてき。まずはそれを伝えなければ」と自身が暮らす広島で同展の開催を決め、祝島が抱える問題や島の暮らしを若い世代に知ってもらうために、開催場所をカフェに選んだ。

 イベントでは、鎌仲ひとみ監督の「六ケ所村ラプソディー」続編、「六ケ所通信4」とドキュメンタリー映画の制作などを手掛ける冨田貴史さんが撮影した「祝島通信」を上映する。「島のくらしのお話し会」では、島の人々を題材に写真集「中電さん、さようなら」を出版した山口県光市在住の主婦・那須圭子さんと、主催者の2人が島について意見を交わす。

 開催時間は19時~22時(終了予定)。上映会の料金は1,000円とワンオーダー。

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