
広島県呉市で地震発災後の避難所の開設・運営に特化した「呉市総合防災訓練」が10月18日、IHIアリーナ呉(呉市体育館、呉市中央4)で実施される。
呉市内で震度6弱の地震が発生した想定で、避難所の開設から運営までを一連の流れとして確認する。地震発災後の避難所運営をメインにした訓練は呉市では初めて。市民も見学できる。
訓練は13時30分から15時30分までの約2時間。呉市職員をはじめ、市民ボランティア、医療・福祉関係者などが参加し、発災直後と発災4日後の2段階を想定して避難所運営を実践する。
第1部では、避難所開設に向けた準備、受付や居住区の区割り、車中泊避難者の受け入れ、段ボールベッドや間仕切りの設営、保健師による健康支援などを行う。第2部では、発災4日後を想定し、調整本部やボランティアセンターの活動、物資・温食の提供、医療・福祉支援、移動薬局車両「モバイルファーマシー」による薬品供給など、生活支援フェーズの運営を再現する。
呉市危機管理課は、「避難所がどのように運営されるのかを知り、災害時に自分がどう行動すべきかを考えるきっかけにしてほしい」と呼びかける。
訓練は、第1部=13時30分~14時30分、第2部=14時30分~15時30分。訓練は後日、YouTubeでも配信予定。