
広島県内のクラフトビールメーカー2社が10月10日、「広島の赤」をテーマにした赤色の新作ビールの販売を始めた。
「しまなみブルワリー」(尾道市久保1)、「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(ヒロシマネイバリーブリューイング)」(広島市中区大手町1)の2社が、広島県の食の魅力発信プロジェクト「OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)」と連携して開発した同商品。
商品名は、「OK!!広島 RED LAGER」、「OK!!広島 RED IPA」の2種類。「RED LAGER」は、しまなみブルワリーが製造する。世界的なビール品評会「ワールド・ビア・アワード」で2年連続日本一に選ばれた「ストライクピルスナー」を基に、赤色にアレンジしたラガー。麦のうまみを生かしつつ雑味を抑え、どんな料理にも合うすっきりとした味わいが特徴。
「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」が製造する「RED IPA」は、安芸高田市の川根柚子(ゆず)と3種のホップを使う。ユズの爽やかさとかんきつの香り、深みのある赤色としっかりした苦みが調和し、広島の風土を感じさせる一杯に仕上げたという。
価格は、「OK!!広島 RED IPA」(1缶=792円)、「OK!!広島 RED LAGER」(同=858円)。販売は、各メーカーの公式サイトのほか、広島本通商店街の市町村情報センター「ひろしま夢ぷらざ」、尾道市の「向酒店」、東京・銀座の「ひろしまブランドショップTAU」などで行う。
しまなみブルワリー社長の松岡風人さんは「広島の赤をテーマに、クラフトビールの楽しさを全国に伝えたい」と話す。