マスターカッターによる「宝石研磨展」-クオリティーに徹した作品を展示

写真=宝石研磨の作業を行うマスターカッターの狩野友宏さん

写真=宝石研磨の作業を行うマスターカッターの狩野友宏さん

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 日本で唯一のマスターカッター、狩野友宏さんによる宝石展覧会「宝石研磨の世界~その輝きには理由がある~」が9月9日から、アーバンビューグランドタワー敷地内の「ギャラリーG」(広島市中区八丁堀、TEL 082-211-3260)で開催される。主催は、ジュエリー工房「ルートオブパワー」(山県郡)。

 マスターカッターとは、宝石のカットに関する広範囲に渡る知識と技術を持ち、各国の宝石研磨協会より認定された熟練研磨師。同展では、アメリカで行われた「国際カットコンペティション」で金メダルを受賞した狩野さんが「クオリティー」に徹した作品約50点を展示する。

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 技術面のクオリティーでは、一般的なカットである1,000分の1ミリの大きさの研磨粒子に対し、10,000分の1ミリのダイヤモンドパウダーを用いて仕上げている。微細な粒子で丁寧に仕上げることにより、「宝石に透明感が増し、シャープな輝きを放つ」と狩野さん。難易度の高い研磨をこなすことに定評があり、現在では、口コミやインターネットで知った人から、ダイレクトに注文が入るという。素材面のクオリティーでは、原石を鉱山主や産出国のディーラーから直接仕入れており、狩野さんが手に取り、一つ一つ厳選している。

 会場では、作品のほかに研磨作業に使用する機械や道具の展示や宝石カットの実演を行い、今春アメリカの雑誌に掲載され話題となった巨大研磨機での作業映像が誌面とともに初公開される。

 「宝石研磨」についての認知度が低いことから、多くの人に見てもらう場になれば、と展覧会を企画した狩野さん。制作が佳境に入る中、「宝石研磨について知ってもらい、自分の目で実物を確かめてもらえたら」と話す。期間中は宝石の表面研磨が体験できるワークショップも行う。

 開催時間は12時~18時(初日は14時から。最終日は16時まで)。9月14日まで。

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