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広島で「boidsound映画祭」 「AKIRA」などアニメ7作品上映

「AKIRA」©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

「AKIRA」©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

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 映画館の音響を調整してアニメ映画7作品を上映する「boidsound映画祭(ボイドサウンド)」が8月12日、広島市中心部の映画館「サロンシネマ」(広島市中区八丁堀)で始まる。

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 爆音上映会や映画祭の企画制作を手がける「boid(ボイド)」(東京都新宿区)が主催する。音楽ライブ用のアンプやスピーカーなどの音響機材を劇場に持ち込んで映画を上映する「爆音映画祭」の音響調整チームが、それぞれの作品と劇場の個性に合わせ音響機器を調整する。「爆音映画祭」と異なり、各劇場の既存システムのみで作品ごとに音量アップや調整を行い、映画館のポテンシャルを高め、映画鑑賞体験を広げる試み。

 上映作品は次の通り(カッコ内は上映日)。少年と人魚の少女の出会いと別れを丁寧な生活描写と心理描写で表現した「夜明け告げるルーのうた」(8月14日・16日)、消防士の青年とサーファーの大学生が海辺の街で繰り広げる青春ラブストーリー「きみと、波にのれたら」(8月12日・17日)、スパイダーマンのCGアニメーション映画「スパイダーマン:スパイダーバース」(8月13日・16日)、実写、2D・3D映像を融合した「マインド・ゲーム」(8月14日・18日)、高機動救命消防隊の激しいバトルを描いた「プロメア(前日譚(たん)付き)」(8月13日・15日)、7年間の歳月をかけ、独学で制作したSFストップモーション・アニメ「JUNK HEAD」(8月15日・18日)、第三次世界大戦後のネオ東京でゲリラと軍の戦いに少年たちが巻き込まれていく「AKIRA 4Kリマスター版」(8月12日・17日)。

 17日の「AKIRA 4Kリマスター版」上映前には、鉄雄役の声優・佐々木望さんによるトークショーを開く。1年以上かけて順に録音を行っていったという、「今では到底考えられない」(boidの樋口泰人社長)音作りの秘密など、当時のエピソードを中心に「AKIRA」とアニメーションの音の世界を語る。

 チケットは8月1日から、サロンシネマのホームページと窓口で販売する。ホームページでは1日24時から販売する。料金は1,500円均一。8月18日まで。

 同イベントは音楽、メディア芸術で構成し、広島市内で。7月~8月に展開するイベント「ひろしま国際文化祭」のコンテンツである、「ひろしまアニメーションシーズン2022」関連イベントとして実施する。「ひろしまアニメーションシーズン2022」は、2019年に終了した単独イベント「アニメーションフェスティバル」の要素を取り入れている。いずれも2022年の開催が初めて。

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