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広島で三大祭「すみよしさん」 3年ぶりに「広島管弦祭」も

すみよしさんでは、3年ぶりに本川、元安川を「漕伝馬船」「船渡卸」が巡航する。写真は過去に開催した様子

すみよしさんでは、3年ぶりに本川、元安川を「漕伝馬船」「船渡卸」が巡航する。写真は過去に開催した様子

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 広島三大祭「すみよしさん(住吉祭)」が7月12日・13日、住吉神社(広島市中区住吉町)で開催される。

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 「ゆかたの着始め祭り」としても有名な「とうかさん大祭」、こまざらえ(熊手)を手に胡子神社へ参拝する「えべっさん」に並ぶ広島三大祭で、川の神事に特徴がある同祭。12日に行う広島管弦祭では、3年ぶりに本川、元安川を神体や神霊を乗せた「御座船」を引く古来の「漕伝馬船」(こぎでんばせん)、御供船ら「船渡卸」(ふなとぎょ)が巡航する。

 18時に神事を終え、住吉神社前の本川を出船する。本川を北上し、相生橋から元安川へ入り、平和大橋と万代橋の間で20時ごろ船上祭を行う。船はまた元北ルートをたどり、20時30分ごろ住吉神社前に戻ってくる。

 このほか、12日は夕方から子どもみこし、安芸太田町の堀神楽団による神楽奉納を行う。13日には、子供神楽を奉納する。両日は、打ち上げ花火や、限定御朱印の授与、拝殿の前に設置した直径約3メートルの巨大な茅の輪をくぐる「茅の輪くぐり」、罪や汚れを人形に託し、心身を清浄にするという信仰「人形流し(ひとがたながし)」などを行う。

 祭は約300年前から継続しており、コロナ禍では規模を縮小しながら続けてきた。神社では、密にならないよう間隔を空けるなどのマナーを呼びかける。

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