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広島でイワシ1000匹を焼く節分祭-悪霊を臭気で払う

1500人の参拝者が集まった住吉神社の節分祭「焼嗅(やいか)がし」神事

1500人の参拝者が集まった住吉神社の節分祭「焼嗅(やいか)がし」神事

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 イワシ1000匹の頭を焼く節分祭「焼嗅(やいか)がし」神事が2月3日、住吉神社(広島市中区住吉町、TEL 082-241-0104)で執り行われた。

ヒイラギの枝にさしてイワシの頭を差したお守り

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 臭気の強いものを発して厄を払う同神社の神事は全国でも最大規模。本殿に押し掛ける赤鬼や貧乏神、疫病らの悪霊は、「はよ~焼け そら焼け そら焼け はよ~焼け」の掛け声とともに、イワシの臭いと煙で退治した。

 悪霊には昨年、注目を集めた「食品偽装問題」「年金24億円横領問題」などを表した、怪しいウエートレスや横領男らの姿も。「風刺を取り入れて伝統を分かりやすく伝えたい」と同神社禰宜(ねぎ)の森脇良佳さん。シナリオは同神社がオリジナルで作ったという。

 退散後の境内では、くじ付きの豆300キロと紅白餅200個がまかれ、参拝者1500人が参加した。焼いたイワシの頭はヒイラギの枝に差して、お守りとして配ったほか、節分の日限定で「焼嗅(やいか)がしお守り」(800円)、「焼嗅(やいか)がしストラップ守り」(600円)も授与した。

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