
広島・紙屋町の百貨店「そごう広島店」(広島市中区基町)本館、新館が2023年秋に全館リニューアルする。
そごう広島店は、1974(昭和49)年10月に隣接する「広島センター街」(現在の名称は、「アクア広島センター街」)と共に、バスターミナルを擁する商業施設としてオープンした。リニューアルは20年ぶり。節目となる開店50周年を迎える2024年を前に、本館地下2階~10階フロアを改装し、顧客の新しいニーズに寄り添う商品やサービスの提供を目指す。
本館1・2階は「アクア広島センター街」側まで増床し、「ビューティー」「ラグジュアリー」ゾーンを強化。デパ地下には、広島初登場の食品ブランドを誘致する。売り場面積は、本館は改装前の約3万2000平方メートルから増床して、改装後は約3万6000平方メートルになる。
新館は、本館のオープン20周年を迎えた1994(平成6)年4月に開店したが、賃借契約が満了を迎えることを理由に2023年夏に閉館する。売り場面積は、約2万3000平方メートル。
百貨店周辺では、旧広島市民球場跡地や新サッカースタジアムの整備も進む。旧広島市民球場跡地は、スケードボードパーク、アーバンアクティビティサイトを備えたイベント広場に生まれ変わる。2023年3月31日の供用開始に向け、今年4月から工事を始めた。中央公園広場(広島市中区基町)に建設が決まったサッカースタジアムは2023年1月から3月ごろに一部開業し、2024年7月から9月ごろの全面開業を目指す。
グランドオープンは2023年秋予定。