広島県坂町で水揚げした殻付きカキ、むき身カキをオンラインで販売する「坂町漁協水産まつりチャリティーバザール」が2月7日に始まった。

　坂町漁業協同組合（TEL 082-885-0009）が毎年2月の第3日曜、「パルティ・フジ坂」（平成ヶ浜3）を会場に開いてきた同イベント。通常よりも安い価格で殻付きカキ、むき身カキを販売するほか、カキフライや焼きガキなどの調理カキも用意。例年、多くの客でにぎわいを見せたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2021年よりオンライン販売に切り替えている。

　オンラインでは、殻付きカキ（約20～100個）、むき身カキ（1～2キロ）を2,400円から販売する。坂町漁業協同組合に所属する11軒のうち9軒のカキ生産者が参加し、購入者の元へ直接、カキを発送する。別途送料が必要。

　カキの地方発送はパルティ・フジ坂のイベントでも受け付けたが、1日限定で寒い中、かじかむ手で伝票を記入してもらうため、手続きにも時間がかかったという。インターネット販売になり、県外からの注文も増えた。

　一方で、インターネット注文が苦手な高齢者からは電話や漁協へ出向いての購入希望があったが、対応し切れなかったため、今年はインターネットに加え、電話、ファクス、メールでも注文を受け付ける。支払方法もクレジットカード決済に加えて、コンビニでの後払いも選べるように改善した。

　注文受け付けは今月28日まで。発送は3月5日まで随時行う。1注文ごとに100円を坂町の福祉施設などへ寄付する。