広島経済新聞の2021年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、「うんこ」をテーマにしたアミューズメント空間「うんこミュージアム」の期間限定オープンを伝える記事だった。
「うんこミュージアム」は、エンタメ事業を手掛ける「アカツキライブエンターテインメント」(東京都品川区)とゲームアプリやウェブサイト制作の「カヤック」(神奈川県鎌倉市)が2019年に共同企画・制作したコンテンツ。国内4会場目となる広島は、「広島マリーナホップ」(広島市西区観音新町4)で、7月17日から9月12日まで開催する。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 広島に「うんこミュージアム」 「うんこ」がテーマのアミューズメント空間(6/22)
2. 広島のふりかけ「ゆかり」に新商品 広島菜使った「ひろし」登場(1/22)
3. 広島の商業施設「アルパーク」が大規模改装へ 2023年春に全面リニューアル(4/12)
4. 広島本通りに「バーガーキング」 県内3店舗目、ダイソー跡に出店へ(3/11)
5. 中国地方で唯一のストリップ「広島第一劇場」が閉館へ 建物は解体、ホテル建設(4/23)
6. 広島・流川通りに「すしざんまいS」 すしざんまいの新業態が地方初出店(1/8)
7. 広島に低価格PCR検査 県内在住者対象に1回5000円で(1/5)
8. 広島・尾道の生口島に複合施設 築140年の蔵リノベーション、今春開業(2/25)
9. 広島の百貨店が土曜・日曜休業へ コロナ対応、緊急事態宣言発令で(5/18)
10. 広島に体験予約サイト アクティビティーに特化、県内周遊の強化で(6/10)
2位には、ふりかけ3姉妹「ゆかり」「かおり」「あかり」がSNSで話題を集めるふりかけメーカー「三島食品」(中区南吉島2)が、初めて男性名のふりかけを発売した話題がランクインした。商品名は、「ひろし」。県産の広島菜を使ったふりかけで、ネーミングは広島菜に由来する。同社は、ふりかけ3姉妹との関係性について明かしていない。
西区商工センターの複合商業施設「アルパーク」(西区草津新町2)は、2023年春の全面リニューアルオープンを発表した。事業主の大和ハウス工業によると、施設のオープンから30年が経過し、老朽化した設備や内装の更新を含む、大規模な改装を実施するという。アルパークは、核テナントの「天満屋広島アルパーク店」が売上低迷などの理由で2020年1月に閉店。天満屋が出店していた西棟は閉店以降、全面閉館となっている。東棟では、今年1月に衣料品店やスーパーなど34店が契約期限を迎えるなどの理由で撤退した。現在は無印良品やダイソー、ユニクロなど計67店が営業している。計画では、東棟で2021年末から、西棟は2022年春から、それぞれ改装に着手し、順次リニューアルオープンする。
広島の歓楽街・薬研堀にある中国地方で唯一のストリップ劇場「広島第一劇場」(中区薬研堀)は5月20日に閉館し、46年の歴史に幕を閉じた。建物は解体し、周辺の貸し駐車場も含めた一帯をホテルにする計画。新型コロナウイルスのPCR検査も広がりを見せるが、広島県に緊急事態宣言が発令されると商業施設は相次いで、土曜・日曜休業するなど、対応を続けた。
飲食店では、本通り商店街にオープンしたファストフードハンバーガーチェーン「バーガーキング」の記事がアクセスを伸ばした。じか火焼きの100%ビーフパティ(直径9~13センチ)を使ったハンバーガー「WHOPPER(ワッパー)」を中心にメニューを構成する。流川通りに構える「すしざんまい」の新業態店「すしざんまいS(エス)」は、低価格が特徴で、地方への出店は広島が初めて。職人がすしを握るが、すしカウンターを廃止し、オーダーにタッチパネルを取り入れた。
観光やレジャーへの関心も高まる。広島・尾道の生口島には今春、「アマン」創業者らが立ち上げた新たな旅館ブランド「Azumi(アズミ)」初となる宿泊施設「Azumi Setoda(アズミセトダ)」、複合施設「SOIL SETODA(ソイル 瀬戸田)」が、相次いで開業した。広島県で体験できるアクティビティーを集めたオンライン予約サイト「ディープエクスペリエンス広島」は、コロナ収束を見据えて多言語にも対応するほか、広島市外の体験コンテンツを充実させ、マイクロツーリズムにも力を入れる。