広島県東城町の酒饅頭(まんじゅう)店「竹屋饅頭本舗」(庄原市東城町)が4月末、創業160周年を記念したマスキングテープを製作した。
マスキングテープは、白地に「竹屋」のロゴマークをカラフルにあしらったデザイン。「竹屋饅頭」は、酒種酵母を使っており、日時がたつと硬くなるため、賞味期限2日以内に設定することから、パッケージにも「時間と共に固くはなりませんが、お早目にご使用ください」と記載する。
東城本店と三次支店(三次市十日市南1)、オンラインショップで4,000円以上の購入客に進呈するほか、直営店や東城町内の雑貨店や書店で販売している。テープ幅は1.5センチの2メートル巻きで、販売価格は1個300円。
ノベルティーグッズは、「お客さまに還元しよう」と5年刻みの周年に合わせて考案してきた。150周年はTシャツ(1,500円)、ストラップ、バッジ、ポストカードを作った。155周年の記念Tシャツ(1,550円)は通信販売も行ったが、4回線ある電話がパンク。10日ほどで完売したという。ノベルティーグッズの再販はしていない。
コロナ禍で迎えた160周年は、「何もしないで周年を終えようと思ったが、地元のお客さまや常連客らの声に押されて実施を決めた」とおかみの谷和江さん。「コロナ禍で大変な時期だが、少しでも『くすっと』と笑顔になってもらえたら」とも。
マスキングテープの進呈、販売は無くなり次第終了。