広島県の銭湯・スーパー銭湯・カプセルホテルサウナにあるサウナ施設14カ所を巡るスタンプラリー「仁義あるサウナ戦争」が6月1日、始まった。
主催は、オンラインサロン「瀬戸内サウナクラブ」。広島県や中国地方のサウナ仲間を増やし、サウナに関する情報共有やイベントを開催しようと2020年に発足した。今回のイベントは、広島県内の銭湯やスーパー銭湯が、ここ1~2年で6店舗が廃業している現状を受けて企画した。サロン代表の中岡昌士さん(36)は、「(銭湯の廃業について)跡継ぎ問題もあるが、銭湯離れ、コロナによる来店客減少も大きな理由」と説明する。「日ごろから施設を利用している私たちで何かお役に立てたら」(中岡さん)と、首都圏のサウナブームに着目し、温浴施設とのコラボ企画を考えた。
参加施設は県内14施設。全施設のスタンプを集めるとオリジナルTシャツを進呈する。広島市内では、「ちどり湯」(西区南観音3)、「いなり湯」(南区宇品海岸2)、「音戸温泉」(中区田中町)、「丁字湯」(西区福島町1)、「五日市温泉ゆらゆら」(佐伯区利松2)、テントサウナを月1回開催している「湯来ロッジ」(佐伯区湯来町大字多田)が参加する。
このほか、「べにまんさくの湯」(廿日市市宮浜温泉2)、「雲母の里」(東広島市黒瀬町)、「スパシーレ」(安芸郡坂町)、「スパソラニ大和温泉」(呉市宝町)、「湯楽里」(呉市広古新開3)、「お湯処美福」(福山市曙町5)、「スーパー銭湯ゆらら」(福山市南本庄1)、男性専用施設「カプセル&サウナ日本」(福山市伏見町)が名を連ねる。女性参加者は、「カプセル&サウナ日本」を除く、13店舗のスタンプを集めれば達成となる。
開催期間は12月31日まで。緊急事態宣言の発令に伴う営業時間の変更や臨時休業する施設に注意が必要。