広島県産のハッサク・レモン果汁を10%使った「広島県産はっさく&レモンサワー」が4月から、広島県などで限定販売されている。
JA全農と広島県果実農業協同組合連合会(JA広島果実連)が共同で開発した同商品。甘みと酸味に加え、アクセントになる苦みが特徴のハッサクに広島県産のレモン果汁を掛け合わせ、苦みを緩和し香り高い味わいに仕上げたという。
内容量は350ミリリットル。アルコール度数は4%。販売価格は183円。広島・山口・鳥取・島根4県のセブン‐イレブン約1000店で取り扱う。
ハッサクは1860年ごろ、広島県尾道市因島で発見された品種。旧暦の八月朔日(ついたち)になると食べることができるといわれることから、ハッサクと名付けたという。収穫量はピーク時に比べ、約15%まで減少。一方のレモン収穫量は、広島県産が全国の約60%を占め、日本一になっている。
両社では、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)か掲げる「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」「12 つくる責任つかう責任」「15 陸の豊かさも守ろう」に基づき、ハッサクの活用方法を検討。ハッサクとレモンを使った商品を開発した。
今月4日から、販売好調なサワーに続く商品の第2弾として、氷菓「広島県産はっさく&レモンアイスバー」も中四国地方のセブン‐イレブン1701店で販売している。果汁の割合は、ハッサク=32%、レモン=7%。販売価格は170円。