STU48メンバーが手のひらサイズのアニメキャラクターになって、広島県立美術館(広島市中区上幟町)の展示作品を紹介するデジタルアート体験「てのひらミュージアムガイド」が4月16日から期間限定で始まる。
取り組みは、広島県が進めるAI、IoTなどの実証プラットフォーム「ひろしまサンドボックス」5Gピッチトライアル事業の一環。新型コロナウイルスの感染拡大によって、縮小した観光需要を盛り上げようと、3密を回避しながら新しい観光体験を提供するため、NTTドコモが提供する空間コンピューティングデバイス「Magic Leap1」を活用したアバターによる観光ガイダンスを行う。
今回は、STU48メンバーで広島県出身の今村美月さんと峯吉愛梨沙さんがアニメキャラクターとなり、広島県立美術館で常設展示する5作品をガイドする。特に若い世代に人気のあるアイドルグループを採用することで、観光客の間口拡大を狙う。
新型コロナ対策で、体験は事前予約が必要。16日から3日間、1日6~7回体験会を開き、各回5人まで参加できる。応募多数の場合は先着順となる。広島県商工労働局イノベーション推進チームの担当者は、「アートは難しいと苦手意識を持っている方にこそぜひ体験いただきたい」と話す。
参加無料。別途、入館料が必要。4月18日まで。