広島の商業施設「広島マリーナホップ」(広島市西区観音新町4)の駐車場で7月23日から4日間、ドライブインライブ「Drive in LIVE!ROUTE~2~」が開催される。
新型コロナウイルスの影響で、屋内コンサート開催が難しい中、出演者と参加者が同じ空間を共有できる新たな形の音楽イベントとして夢番地(中区中町)が主催し、瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が出演する。
観客は駐車場の特設ステージ前へ駐車し、音声はFMラジオを通じて車内でライブ鑑賞する。ソーシャルディスタンスを保ちながら参加できる仕組みで、ビデオ会議システム「Zoom」を使い、出演者を好きな視点から見ることができる。車両台数は、1公演につき170台を予定する。
ライブは1日2公演行い、公演日によって、出演チームが異なる。7月23日=「little Charming Trip from STU48」「Charming Trip from STU48」、7月24日=「pin MiKER! from STU48」「MiKER! from STU48」、7月25日=「勝手に!四国観光ガイドfrom STU48」、7月26日=「mini STUDIO from STU48」「STUDIO from STU48」。
開演前には、存続が危ぶまれているライブハウスで活動するミュージシャンが演奏を披露するほか、会場では広島のライブハウス救済を目的としたTシャツ販売を行う。
開催時間は14時~、18時~。前売り券は、車1台で5,500円。定員は1台につき、18歳以上2人、中学生以下は車の定員に達するまで乗車可能。
夢番地広島オフィスの大山高志さんによると、2月末から現在まで、広島で同社が主催するイベントは、約300公演がキャンセルとなっており、アーティストやステージスタッフ、アルバイトの収入がない状態という。大山さんは、ライブを開催することに関してネガティブなイメージがついてしまい、アーティストが公演を主催する環境が崩壊しつつあると懸念する。