広島市西区の商工センターを舞台に今年7月開催予定だった県内唯一の市街地自転車ロードレース「第3回広島クリテリウム」が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止が決まった。主催する「ヴィクトワール広島」運営社の「CYCLE LIFE」(サイクルライフ、広島市中区大手町1)が5月18日に発表した。
全国から300人を超えるプロ・アマ選手が集まり、沿道からは約1万人の観客が声援を送る同大会。同社では、定期的に開催してきた実行委員会会議の継続が難しく、大会運営に必要なボランティアスタッフ集めや100人を超えるスタッフの健康管理が困難であることなどの理由から、中止を判断したという。
同社広報の北野真弓さんは「開催地の広島で自転車競技への認知度の高まりを実感していただけに、中止は残念でならない。来年、1年遅れで第3回大会を盛大に開催できるよう、準備を進めていく」と話す。