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広島の印章店が手書き印鑑画像を提供 コロナで電子印鑑の需要増

入江明正堂が無料で制作、提供する手書き印鑑のイメージ画像

入江明正堂が無料で制作、提供する手書き印鑑のイメージ画像

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 広島で1920(大正9)年に創業した老舗印章店「入江明正堂」(広島市中区新天地)が5月8日から、多様化する印鑑のニーズに応えようと一級印章彫刻技能士による手書き印鑑画像を期間限定で無料制作、提供している。

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、テレワークが広まる中で、電子印鑑の需要が高まっていることから企画した。

 対象は、個人の認印デザイン。苗字、苗字と名前の一文字目などを想定する。法人の角印や代表者印デザインは対象外となる。書体は、手書きの風合いが顕著に表れるという行書体を使い、印章彫刻技術の国家試験に合格した技能士が電子印鑑に使える印鑑画像をデザインする。

 印面は、直径10.5ミリ、12ミリ、13.5ミリ、15ミリの丸形4種類と小判型(長辺11.5ミリ、短辺9ミリ)から選べる。印鑑画像は「PDF」「png」から選択でき、背景は透過処理済み。データサイズは、400px×400px以下、512kb以下で、印鑑画像のアップロード機能を持つ各種電子契約サービスやAcrobat、Excel、Wordなどへの添付が可能という。印鑑画像は現在、申し込みから2週間ほどでメールに届く。

 同店は「紙と電子どちらの場面においても、デザイン性の高い印鑑を提供することで、これからのデジタル社会を彩る従者でありたい」と話す。

 5月31日まで。

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