北欧フィンランド発のフードデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」が3月26日、広島市の一部地域でサービス提供を開始した。
アプリやホームページから、飲食店を選び、料理を注文すると、約30分で自宅などに宅配される出前サービス。提携する飲食店は80店以上で、「お好み焼き みっちゃん総本店」「ちんちくりん」「酔心本店」「かめ福」「韓国料理 茶や2」「AGRI」など。
お好み焼きやつけ麺、和食など、広島市内中心部に構える飲食店が多いが、マクドナルドや吉野家などのチェーン店の登録もある。配達メニュー数は店舗ごとに異なるが、通常店舗で提供するメニューをそろえる店が多いという。
配達エリアは、広島市中区、南区、西区、東区の一部地域。配達料は、飲食店から1.5キロメートル以内の配達は299円。500メートルごとに75円を追加する。少しずつ提携する飲食店を郊外に増やしていき、配達エリアを広げる予定。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、配達方法も工夫する。配達時に注文者と配達パートナーの接触を避けることで拡散防止を図る「コンタクトレス宅配」を導入した。注文時に希望すると、玄関やドア前への置き宅配を指示できる。サービス提供に際して、「Wolt Japan」(東京都千代田区)の新宅暁さんは「食の選択肢を広げたい」と意欲を見せる。
サービス時間は11時~22時(金曜・土曜23時まで)。