新型コロナウイルス感染症の影響で、広島県内のイベント開催の中止が相次いでいる。
広島県は2月26日、感染症の拡大防止を目的に、県主催イベントの開催に関する対応方針をまとめた。感染症患者が県内で発生していない段階では、全国から参加者が集まるイベントは、規模や運営方法を考慮して、延期または中止を判断する。参加者が県内に限定されるイベントについては、感染予防対策を徹底して開催するとし、県内で感染症患者が発生した場合は、原則として、延期または中止すると発表した。
すでに中止や延期を発表しているイベントは、「えたじま ものがたり 博覧会(プレ開催、2月28日~3月15日)」「みよしバルーンフェスティバル 2020(2月29日・3月1日)」「第43回 江田島市かきカキマラソン大会(1日)」「第26回夢ふたたび江の川(1日)」「ヴィクトワール広島2020キックオフパーティ(1日)」「子ども雛めぐり(1日)」「2020 春の西条・醸華町まつり(7日)」「東広島の地酒と美酒鍋&グルメフェア(7日・8日)」「第9回チャリティー神楽共演大会(8日)」「第33回 ゆめしま海道いきなマラソン(8日)」「第14回 錦帯橋ロードレース大会(8日)」「第8回 広島みなとフェスタ(14日・15日)」「第39回 ふくやまマラソン(15日)」「JFEスチール西日本製鉄所 春休み工場見学会(20日・21日・26日)」など。「呉地方総監部 第1庁舎」「艦艇・旧日本海軍地下作戦室」の一般公開も当面の間、中止する。
JリーグやBリーグも2月28日から3月15日まで(Bリーグは11日まで)の間、開催予定の試合を延期する。サンフレッチェ広島は5試合(うち、ホーム戦3試合)、広島ドラゴンフライズは5試合(うち、ホーム戦2試合)が対象となる。プロ野球は開催中のオープン戦を無観客試合にすると12球団が一致。JTサンダーズ広島は3月の練習見学を当面の間、非公開にすると発表した。